注文方法まとめ

 

めっちゃ基礎的なことだけど、

忘れがちなので。。。

それじゃいってみよー

 

各証券会社ごとに、

名前は違うかもしれないけど、

主だった注文方法です。

 

 

 

注文までの速度が速いものから。

 

エクスプレス注文

 

メリット

最短で注文できる。

デメリット

成り行き注文の一種なので約定値にズレが生じる。

細かい条件付けができない。

 

注文の詳細を入力してる数秒の間の株価が動いてしまうような状況の時、

一刻も早い注文が求められる時に使用。

 

 

成り行き注文

 

メリット

瞬時に取引が成立する。

セット付きを使えば利確地点を指定できる。

デメリット

想定価格よりズレる。

 

エクスプレスと概要は同じ。

注文指定がつけられる分

約定までにかかる時間が少し多いのがデメリット。

 

使うメリットがあるとしたらセット付き。

今の価格で買って、

利確地点を入場時点で指定できる。

つまり、利確の出口は確実になる。

損切りの出口は設定できないことに注意。

 

 

 

指し値注文

 

メリット

指定した価格で買える。

 

デメリット

・指定した価格まで落ちないと約定しない。

・時間優先の原則が働く場合、

指定した価格になっても自分の番まで回らないことがある。

 

 

この価格まで落ちたら買おう。

この価格まで上がったら売ろう。

という時に使う。

為替の場合、

刺さったら約定しないはあり得ないが、

株の場合はあり得る。

板を見て約定しない可能性も考慮しなくてはいけない。

 

一般的な分類としては、

この価格で買いたい

👉指し値

早く買いたい・手放したい

👉成り行き

 

 

指値注文

 

メリット

・約定してから損切りラインを決められる。

・参加者が意識しているあるラインを超えたら約定できる。(ブレイク買い・売り)

デメリット

・トレンドの継続が起きる場合。一般的に理想とする注文とは真逆になる。

 

特徴

一般的に市場参加者は

安く買いたがり、高く売りたがる。

 

この注文方法はその逆。

今より高く買う。今より安く売る。

 

その分、有効的なシーンは限られる。

 

・買ってから下がってしまった場合に、

損切りラインを設定するとき。

(上がってしまって利確ラインを設定するときは指値)

 

・売ってから上がってしまった場合に、

損切りラインを設定するとき。

(下がってしまって利確ラインを設定するときは指値)

 

レジスタンスラインを超えたときのブレイク買い

 

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・サポートラインを割ったときのブレイク売り

 

想定される場面はこの程度。

 

 

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指値付き通常注文

 

「OCO注文」や「ツイン指値」と呼ぶこともある。

 

利確(高くなったら売りたい)と、

損切り(安くなったら売りたい)を同時に一つの注文で実行できる。

 

メリット

・利確と損切りを既に設定しているので相場を見なくても良い。

・出口として使う場合は、場合分けがあらかじめ決められているので不測の事態には陥らない。

 

デメリット

・入り口で使う時は高値掴み・底値売りになる危険性もある。

 

 

例、利確と損切りを同時にする場合

 

株価5,000円で100株買った銘柄が5,500円まで上昇。
株価6,000円になったら利益確定をしたいが、

相場はどちらに動くかわからない。

そういうときに逆指値付通常注文を使う。
たとえば、逆指値付通常注文で「指値注文6,000円、逆指値注文4,900円」の発注をする。

 

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そうすると画像のように

株価6,000円での利益確定(利益1,000円)を狙うと同時に、

予想に反して相場が急落した場合でも

4,900円で損切り(損失100円)できる。

つまり損失を最小限に抑えることができる。

 

もしも、通常の指値注文6,000円だけだった場合、上記のチャートだと4,500円まで下がっているので損失500円まで拡大していたことになります。

このように利益を狙いつつ、大きな損失を回避できるのが「逆指値付通常注文」

 

例、安く買いたいが買いのチャンスは逃したくない場合

 

順調に株価を伸ばしている銘柄があり、

なるべく安く買いたいので下値で指値注文をしたとする。

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しかし、上記画像のように指値注文まで下がらずに株価が上昇してしまうケースもある。
つまり、指値注文の場合は買いのチャンスを逃してしまう。

「なるべく安く買いたいけど、買いのチャンスは逃したくない」というときは逆指値付通常注文で買い注文を出す。
たとえば、逆指値付通常注文で「指値注文4,750円、逆指値注文5,150円」の発注。

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そうすると上記画像のように予想通りに下落した場合は指値4,750円で購入することができ、もしも予想に反してそのまま上昇してしまった場合でも5,150円で購入可能。
これで安く買えなかった場合でも、買いのチャンスを逃すことなく株を買うことができる。

 

指値付通常注文で買い注文を出すことで、

買いのチャンスを逃すことは無くなるが、

指値注文で買ったところが天井となって損をしてしまう可能性もある。

予想通りに株価が上昇すれば問題ないが、高値掴みのリスクもあることを忘れずに。

 

 

トレイリングストップ

 

トレイリング→追いかける。

 

高値安値に合わせて、逆指値注文をリアルタイムに自動修正する機能を追加した自動売買。

売りの場合であれば、「株価が下落した場合には逆指値で売却し、上昇した場合には売却する価格を自動的に切り上げ、株価の値上がりに追従する」ということが可能

 

メリット

 

勝ち確の状態で放置できる。

 

デメリット

 

押し目・戻りで執行されてしまう。

 

説明するより図を見れば一撃で分かるので、

文章は割愛。

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アイスバーグリザーブ注文は

板の読み合いがある株特有の注文方法だが

今回はめんどいので、スルー。

 

知らなくても利益は上げられるので。

 

以上。

 

自分の戦略に合わせて、

注文方法もこだわっていこう。

 

 

 

 

 

世紀の相場師リバモアの生涯から学べたこと

 

 

今回紹介するのは、ジェシー・リバモアという方。

 

日本人最高峰のトレーダーであるBNF氏が

株取引について学ぶため唯一読んだ本がリバモアの自伝。

 

 

 

本の内容や彼の生涯から学び取れることが有益だったので簡潔につらつらと。

 

 

 

伝説の相場師、

4度の離婚、

拳銃自殺

 

1887

アメリマサチューセッツ州生まれ

農家の家庭に産まれる。

貧しい移民家庭

母は教育熱心、父は子に対して無関心。

3歳で読み書きを覚える。

5歳で新聞を読む。

頭のいい子供で学生時代は数学が得意。

学業などいいから農業を継げという考えを持っていた。

14歳の時に父に反発し、家出をしてボストンに向かう。

そこで働く。

実家から一番近い都心。

都会で仕事があると思った。

母親は家出の際にお金を渡してくれた。

 

都心を放浪し、

株式の仲買い屋さんで働くことになる。

今でいう取引所。

 

当時は電光掲示板もない時代なので、

株価、板は黒板に手書き。

 

チョークボーイという投資家から伝えられた株価を黒板に書く仕事をする。

数字に強かったので適性があった。

 

株価を書き写すために伝えられる情報のティッカーテープ

をリバモアは毎日見るうちに法則性に気付く。

 

15歳の時にバケットショップに誘われる。

 

バケットショップ

・・・相場の値動きを対象とした賭場。

10倍のレバレッジが掛けられて、

10%下がると強制ロスカット

手元に実際の株価分のお金がなくてもできるのが特徴。

差金分が決済される形態を持ち、現代でいうCFD取引が近い。

日本でも同じようなものはあった。合百という。

 

ここから相場にのめりこむ。

 

バケットショップにて、同僚と過去に上昇していった銘柄の値動きと同じ値動きのものに賭ける。

 

人生最初の取引は、

5ドルをかけて2日後に3ドル12セント儲ける。

 

実戦で今までの経験が活きたことが嬉しかったリバモアは、

今まで記録した銘柄でもっと試したくなる。

 

すぐに会社の給料以上のお金を稼ぐことになる。

 

16歳に1000ドル貯めて会社を辞める。

相場師になる。

周りから天才・神童と呼ばれるほどに勝ちを重ねる。

 

母に1000ドルを渡そうとするが、ギャンブルで儲けたお金だからと断られる。

バケットショップが違法だが、警察の取り締まりもガバガバ。

マフィアの方が力を持っていた時代だった。

 

マフィアが取り仕切っているので

バモアは界隈で有名になり、

複数のバケットショップで出入り禁止にされてしまう。

変装、代理、掛け金を減らすなどの努力で凌ぐ。

 

不利な条件で賭場に立たされる時もあったが、

トータルで勝ちを重ねていく。

 

バケットショップでの取引の限界を感じていたリバモアは

20歳までに1万ドル貯めてウォール街へ。

 

そして。。。

 

半年で破産。

 

バケットショップと形態が違いすぎるのが理由。

とのちに語る。

 

当時、PCなどないので

ティッカーテープを見て注文から約定までリアルタイムから30分ほどのずれがあった。

 

100ドルで取引しても110ドルで買ってた。

90ドルで売ってた。

 

という事例が、

30分の間に価格が動くためにざらにあった。

 

 

 

 

バモアは今でいうスキャルピングバケットショップで行っていたが、

ウォール街では約定のタイムラグ、取引手数料などから損をしてしまう。

 

以降、20-28歳まで

バケットショップで儲けて、ウォール街で破産というループを繰り返す。

 

24歳で鉄道会社に投資して5万ドル(現在価値20億)を手にする。

上がりすぎていたのでカラ売りを仕掛け破産。

予想自体はあっていたが、仕掛けるのが早すぎて破産。

 

後に

高すぎるという理由で株を空売りしてはならない。

という教訓を残す。

 

 

19060418

サンフランシスコで大地震が起きる。

住民の半分以上が住む家を失う。

株価暴落。

バモアは数日前に胸騒ぎがするのでカラ売りを仕掛ける。

うまく儲ける、

NYにも伝わってきたので、増し玉

バモア25万ドル儲ける。

 

それから数日後に

4万ドル溶かす。

友人からの情報に従って取引をしたため。

 

取引は自分だけの判断で行う、

他人の情報を当てにしてはならない。

 

という教訓を得る。

 

資産をじわじわと増やし、

1907 恐慌と呼ばれる世界金融危機が起こる。

 

バモア30歳

暴落を予知して巨額のカラ売りをし、莫大な含み益を得る。

 

増し玉しようとするが、

執行すると、株式市場自体が崩壊する懸念があるため迷っていた。

 

JPモルガンの使いがリバモアの元に来て、

辞めるように説得する。

買戻しにより決済。

 

株価は上昇。

 

340万ドル儲ける。

 

この事件の後に、中央銀行が設立される。

 

バモアはこのころから商品市場も観察するようになる。

 

コットンキングと呼ばれるトーマスと取引をして、

綿花の取引で300万ドル失う。

100万ドルの借金ができる。

 

綿花相場で大儲けしてやると思ってしまい、

自分で課したルールを破った。

 

具体的には、

・他人の情報を当てにして取引。

・損切せずにナンピン

・利益が出ていた小麦を売って綿花を買う。

 

綿花で損切りをしたときには資金が残っていたようだが、

損を取り戻そうとして、むちゃな賭けをして破産。

 

後に振り返った時に、

売買履歴を見ても自分の取引とは思えないという言葉を残す。

 

感情に流されてはいけない。

 

という教訓を得る。

 

借金をしながら少額の取引を続ける。

しかし、

第一次世界大戦により取引所が閉鎖。

 

借金が返せなくなる。

これまで幾度となく破産しているのを知っている

貸してた人間はリバモアなら何とかするだろうという安心感を持っていた。

 

終戦後、投資の利益により借金返済。

 

バモアは信託資金を設立し、

ドン底生活を味わわないようにした。

 

1929まで順調に資産を増やす。

株価操縦などのグレーな手法も行っていた。

 

1929

株式市場は異常なほど高騰する。

ダウ平均株価

1925年120ドル

1929年380ドル

その後

1932年40ドルとなり3年後90パーセント下落

この時もカラ売りにより

1億ドル以上儲ける。

現在価格数千億円

 

暴落前の水準に戻るまで22年掛かった。

 

ウォール街のグレートベアと呼ばれる。

 

株価が暴落したのはリバモアのせいだと呼ばれ、

バモアは殺害予告を受けるようになる。

 

ボディガードを雇って生活する。

 

1934、56歳の時に破産する。

理由は不明。

5年で数千億をどうやって溶かしたのか。

規制により今までの取引ができなくなったのでは?

という記事も見受けられるが真実は不明。

 

1939投資のアドバイスをする仕事をする。

 

19401128

63歳で拳銃自殺

 

相場でのストレスより

家庭がうまくいってなかったことによるストレスが原因だと思われる。

 

 

以上、リバモアの生涯。

 

4度も破産し、数千億と儲けて最後は拳銃自殺。

波乱万丈な生涯に感化される投資家もたくさんいるようです。

 

教訓や学べたことを列挙していきます。

破産時の教訓から

 

・高すぎるという理由で株を空売りしてはならない。

 

・取引は自分だけの判断で行う

 

・他人の情報を当てにしてはならない。

 

・感情に流されてはいけない。

 

当たり前やんって思うかもしれませんが、

それができなくなってしまうのが人間のサガ。

 

本能に打ち克てないと、

投資で勝てないと

現代の有名投資家である、

テスタ氏、CIS氏も言っています。

 

次は

本の中での格言じみたものを列挙していきます。

 

ウォール街、あるいは株式投資・投機に新しいものは何もない。ここで過去に起こったことは、これからもいく度となく繰り返されるだろう。この繰り返しも、人間の本性が変わらないからだ。人間の知性の邪魔をするのはつねに、人間の情緒であり情動である。私は以上のことを確信する

 

・人間らしい気持ち、感情の自由な働きを自らに許すのは、取引を清算した後、すなわち株や商品に投入された資金がすべて現金化された後である。
金が証券の形を取っている限り、生身の感情を”殺し”続けなければならない。

 

・間違いに気がついたら、間違っていることを止める。それが間違っているときに出来る唯一の正しいことです。躊躇うことなく損切りしてください。時間を無駄にしないようにしましょう。

 

最後に、

この3つが本の中で最も響いた言葉でした。

 

明日以降も同じような相場はある、

タイミングをミスって焦って

ポジションを建てて結果的に本来のリスクリワードよりも悪い勝負になるくらいなら、

勝負をしない。

 

損切りが遅れて決断できずに苦しくなるくらいならすぐに切る。

 

当たり前でいて難しいかもしれないけれど、

それを回避するだけでも今より利益は上がるようになるはず。

千億儲けた凄腕でも、

感情的になって破産してしまうことがあるのを知れたのが衝撃だった。

バモアの言葉、生涯から学び邁進し続けていこう。

 

 

 

実際に見た勝ち組投資家の共通点

今回の記事は題名通りです。

 

株、為替、先物で成功を収めた投資家を見て

類似した特徴・共通点を挙げていこう。

 

1,物が少ない。

 

物を買うと金は減りますよね。

物であふれた現代社会、

実際に価値があるかどうか

浪費か投資かを考えないと貯金は難しそうですね。

 

2,ポイントやクーポンとか普通に使う。

 

1にも通じる考えだけど、キャッシュに対する貪欲さがある気がします。

元手がなければ投資は出来ないということをわかってるからなのか、

いつ無くなるかわからないという恐れからか、

たかだか数円分でも、うまく使えないと大きいお金は動かせないんだろう。

 

 

 

3,臆病

 

これは実際に会ってみて一番意外だったこと。

でも、最近ならそうだろうなと思う。

投資家はリスクに対して鈍感だからできると思ったけど、今は逆だと思ってる。

リスクに対して敏感じゃないと生き残れない。

ジョージ・ソロス

まず生き残れ、儲けるのはそこからだ。

という言葉を残してる。

臆病という性質。

リスクに怯えながら、

お金を増やすという点では生き残っていく投資家も楽な仕事ではなさそうと感じている。

 

4,孤独に強い

 

これは投資家に限らず、お金持ちに共通してることかも。

基本一人、つるむとしても投資家が多いです。

投資人口が増えてきているとはいえ、

俗世間とは乖離した存在なのでそうなってしまうのでしょう。

 

5,投資で勝ってることを言いたがらない。

 

今まで出会ってきたサンプルで、

半分は後から投資家であることが発覚したもの。

情報商材も氾濫しているこのご時世。

出会った最初の時点でいう場合多少怪しむべきという考え方があるからか

 

 

 

以上、

俺が出会った数少ない投資家たちで気になった特徴。

学べることがあれば幸いです。

 

 

 

 

出来高と価格分析の動画切り抜き

 

 

今回は出来高と価格分析の本についての動画の切り抜きをひたすら載せていく記事です。

完全に、

個人的なはてなブログサーバーの使い道です。

でも、よかったらどぞ。。f:id:KjPaq:20230130192336j:image
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日々、変動しチェックするもの

勝つ人間の言葉。
〜環境認識・資金の流れの重要性〜


これをやったら儲かるなんて、ないんです。
まず全体を見てください、全体を。
あくまで市況全体を読み、投資先のセクターを決めることが先です。

売買代金・出来高・値上下のランキングを見て、その市場を牽引している銘柄をチェック。さらに米国市場、日経先物、為替、、全部見ることが大切です。

BNF

俺の場合は金の流れを見てる。これはびびりより優秀 例えばアメリカ国債を日銀がいくら買ったとか、日銀が買えば、シティーやSG、JPM、BACなどが金余り状態になってポートフォリオにしたがって株買ってくる。だから最近、絶対相場観(とは言っても的中率75%ぐらい)とか言ってちょうしにのって当たってる。んだと思う・・・

CIS

指数の種類

何を量っているか?の分類

コンポジット・インデックス(CI)
景気変動の大きさやテンポを測るための指数。景気拡大や景気後退の速度や程度を表す。

ディフュージョン・インデックス(DI)
景気拡張の動きによる各経済部門への波及度合いを測るための指数。経済指標のうち、景気拡大を示している指標の割合を表す。

いつ表しているか?の分類

・先行指数
👉実際の景気より数か月先行して動く指数で、景気の動きを予測する目的で利用される


・一致指数
👉景気にほぼ一致して動く指数で、景気の現状把握に利用される


・遅行指数
👉景気より数か月から半年程度遅行する指数で、事後的な確認に利用される

数値編

日経平均株価

👉日本全体の景気を表す指標

👉 日本経済新聞社が、東京証券取引所プライムに上場する約2,000銘柄のうちから、市場流動性(売買の活発さや安定度)の高い225銘柄を選定し、その株価をもとに算出する指数。
10月に225の選定と入れ替えが起きる。
単純に225の平均でないのは入れ替えによる連続性を守るため。

数値が大きく変動すると政府や中央銀行が介入する。そうなった場合、変化の影響は外国でも動きが波及する。

金価格

👉通貨の安全性を表す指標
👉 金を保有するメリットは、
あらゆるリスクに対して「守りの姿勢」を取れること。
自分の持つ資産価値の安全性を保証する為に
お金を捨ててゴールドを得る。
戦争や紛争、有事の際には世界的に見て
需要が高まるので買いが集まり急騰という流れが見える。

米国10年利回り

👉 10年後に満期が来て現金化できるタイプの国債の利率。

👉ローンや1年以上の定期預金の金利に影響を及ぼす。
この金利が上昇すれば日本でもあらゆる金利が比例して上昇。
下落すれば下落する傾向にある。
株価と利回りの上昇と下落の水準で
今、経済がどの局面にいるのか、
次の動向の予想も立てられる。


金利と株価と景気の相関関係

CPI(消費者物価指数)

Consumer Price Index
👉 全国の世帯が購入する各種の財・サービスの価格の平均的な変動を測定するもの
経済の体温計とも呼ばれる。
上昇が続けばインフレ
下落が続けばデフレ。
消費者物価指数は、全国の世帯が購入する各種の財・サービスの価格の平均的な変動を測定するもの。
各国中央銀行(銀行の銀行。金利の操作権を持つ)は緩やかなインフレ率を維持しようと努力
(金利を弄る)するので、
後述の中央銀行の動向に影響を与える。


PPIは先行指数で、CPIは遅行指数とされるが、
金利的な側面で見れば、
CPIも先行指数といえる。

動向編


影響が大きい順から。

FOMC

👉Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、米国の金融政策を決定する会合のこと。日本では、「日銀金融政策決定会合」で金融政策を決定していますが、米国でそれに当たるもの。
FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利FF金利)の上げ下げなどの方針が発表される。その結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動する。

👉市場参加者の予想と違った場合
特に株価に大きな影響を与える。
後述するFRBの会合。

FRB

👉米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board)の略称。米国の中央銀行
FRBは金融政策の実施を通して、米国の雇用の最大化、物価の安定化、適切な長期金利水準の維持を実現し、その結果として米国経済を活性化することを目標とする。日本でいうと、日本銀行のような役割を果たす機関。
世界市場の景気のバランスを取ることが出来る機関。ひとつではなく、米国では12個ある。

米雇用統計

👉 景気状況を探るうえで最も重要な経済指標のひとつ。
毎月第1金曜日に米国労働省から発表。
政府から最初に発表される前月の指標で、米国の景気の実体を表す最新の数値として、外国為替、株式、金利などのマーケットにも影響を与えるため、市場関係者が注目する。
中でも最も注目される数字は、非農業部門雇用者数、失業率、時間当たり賃金。
FRBがこれを見て今の雇用の状況を判断するため重要。

個別株編〜ミクロな視点〜

値上がり率ランキング上位銘柄

👉市場参加者の買いの需要量が分かる。
ここに入っている銘柄の上がった理由を分析する。大きなニュースや大発明の場合、
同セクターの銘柄に入っていた資金がその銘柄に流れ込む場合もある。
他には分類して
市場参加者の資金の流れの傾向を推察することも可能。
動向編、数値編に比べるとミクロな指標。
推察の具体例としては
同セクターの銘柄が多数入っている場合、
同じセクターの銘柄も連れ高で
上がる可能性がある。

PTS上位銘柄

👉PTS (proprietary trading system)
👉金融商品取引所を介さず有価証券を売買することが出来る電子取引システム。
簡単に言うと夜でも売買ができる株取引所。
9時〜15時の取引所が空いてない時間の出来高
値上がり、値下がり、出来高
のランキングを見て、
東証以外での市場参加者の資金の流れが分かる。
優先順位は低いが念の為記載。

まとめ

 


経済動向や政治、資金の流れは日々刻刻と変化する。
故に自分が今、どの時間軸のどの立場に立っていることを客観的に数値化、序列化して把握することは未来を予測する上で重要です。


私の知ってる
株に限らず、勝ててる側の投資家の人は皆、
全体を見てから個々の動きを見てるので、
全体を見ることはめちゃくちゃ大切なことです。

時間軸、資産の価値、流れているお金
を多角的に見て
比較、検討、推察する上で今回書いたこの記事が
勝つ為の一つの手段になれたら嬉しい。

 

有益サイトまとめ

 

株探(カブタン)

https://s.kabutan.jp

 

有望株(銘柄)の発掘・選択をサポートするサイトです。 株価 ニュース 決算 テーマや企業情報などが満載。 株価変動要因となる情報や株式の売買タイミングに役立つ情報が載っている。

 

バフェットコード

https://www.buffett-code.com/

 

『バフェットコード』は、企業分析を簡単に行うための個人投資家向けのツール。 財務データ・株価データなど、本来であれば、多様な情報ソースを活用しなければ取得することができない情報がすべて各企業のページに掲載されている

 

空売りドットネット

https://karauri.net/

 

具体的には、空売り機関の空売り残高、機関投資家空売りしている銘柄、個別銘柄の空売り状況、空売り増減ランキング等を調べることのできるサイト。

 

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学者が市場で勝てない理由

 

 

相場はありとあらゆる時代、場所にある。

安く買って高く売り抜ける。

シンプルなことなのに

負けている人間が多数派になる。

期待値を計算することが鍵となりそうだ。

しかし、

それならIQや演算能力が高い人間が勝つはず。

 

だが実際、

学者や研究者が勝っている訳でもない。

微分積分の概念を体系化し、

万有引力を発見し、天体の動きを予測できた

アイザックニュートンでさえ

市場では大損し撤退した。

 

学者がなぜ負けてしまうのか?

今日はこれを

テーマとして考察していこう。

 

相場における最大の“変数”は、

統計調査の母集団が、

そのまま予測を行う参加者自身でもある事。


つまり、“自分の行動”とそれがもたらす“結果”の二つを互いにフィードバックさせ合いながら“予測し続け”ねばならない。


これがもたらす最大の効果は、どこまで予測を読み込むかによって、結果が違ってくると言う事。

 

話が抽象的過ぎるので、

具体例を挟もう。

 

以下引用。

社会実験

〜平均値当てゲーム〜

 

ゲームの参加者は、

他の参加者には分からないようにして、

0から100までの中から、

整数の数字を1つ選ぶ。

参加者がみな数字を選んだところで、全員が選んだ数字の平均を計算してみる。

そして、その平均の3分の2にいちばん近い数字を選んだ人が勝者となり、賞品を得ることができる。

 

このゲームはケインズ美人投票と似ているが、

違う点が2つある。

選ぶ対象が写真ではなく、数字である点。

そして平均ではなく、平均の3分の2にもっとも近い数字を選んだ人が勝者となる点だ。

さて、あなたがこのゲームに参加するとしたら、どういう数字を選ぶべきだろうか。

話を簡単にするために、このゲームには参加者が数万人もいて、

あなたが選ぶ数字によって、

全体の平均の値が変わることはほとんどない、

今回はすなわち無視できることにしておいて考察を進めよう。
 
【考え方1】
まず、他人は適当に数字を選ぶものと仮定してみる。「0から100までの数字から、参加者がランダムに数字を選んでいけば、その平均は50になるはずだ。すると、平均の3分の2は、50の3分の2で『33』。この数字を選べば勝者となれるはず……」。これは、ランダムな平均から数字を選ぶ考え方だ。
 
【考え方2】
しかし、ここで次の考えがふっと頭をよぎる。「みんなもいまの自分と同じように考えて、33を選ぶのではないだろうか。すると、平均は50ではなく、33になる。そして、平均の3分の2は『22』となる。よし、この数字を選ぼう」。これは、他人の心理を読んで1つ上をいく考え方だ。
 
【考え方3】
ところが、さらに次の考えがわいてくる。「いや待て。みんなもこの1つ上をいく考え方をしたらどうなるだろうか。みんな22を選ぶはずだ。すると、平均も22になる。平均の3分の2は『15』。この数字を選べば勝者になれるはずだ」。これは、他人の心理を読んで2段階上をいく考え方といえる。
 
【考え方4】
一方で、まったく別の考え方も出てくる。

「まず、絶対に勝者にならない数字を選ぶことは避けたい。仮に、全員が100を選んだとしよう。その場合、平均は100になる。そして、平均の3分の2は、67となる。実際には、100よりも小さい数字を選ぶ人がいるだろうから、平均の3分の2は、67よりも小さくなる。
つまり、平均の3分の2は最大でも67で、それより大きくなることはない。68から100までの数字を選ぶと、絶対に勝者にはなれないわけだ。参加者は、みんなそのことに気がつくだろうから、選ばれる数字は、0から100までではなく、0から67までの中になる。
この中から、みんなが適当に数字を選ぶものと仮定すべきだろう。0から67までの数字から、参加者がランダムに数字を選んでいけば、33くらいが平均になる。そして、平均の3分の2は『22』となる。よし、この数字を選ぼう」

この数値は、たまたま【2】と同じになった。これは、他人の心理を読んで選択範囲を限定する考え方だ。
 
【考え方5】
そして、その上をいく数字の選択も出てくる。「他人の心理を読んで選択範囲を限定すると、みんなは22を選ぶはずだ。すると、平均も22になる。平均の3分の2は『15』。この数字を選べば勝者になれる」。この数値は、【3】と同じになった。これは、他人の心理を読んで選択範囲を限定する考え方の1つ上をいく考え方だ。
 
しかし、さらにさらに、考えは深まっていく。「【3】や【5】のように、みんないろいろ考えて、その結果15を選ぶだろう。そして、平均も15になる。平均の3分の2は『10』だ。つまり、この数字こそ、勝者が選ぶ数字だ」。

この「上をいこう」とする考え方には、限りがない。10の3分の2、そのまた3分の2、さらにその3分の2……と、考えを深めていくと、最終的には0に近づいていく。

「みんなが合理的に考えれば、結局のところ、平均の3分の2は『0』に行き着く。これこそが、本当に選ぶべき数字だ」

本当にそうだろうか?
 
さて、実際の実験結果はどうだったか。1997年に、イギリスのフィナンシャルタイムズ紙が、読者を相手にこのゲームの実験を行った。その結果によると、勝者の数字は「13」となった。つまり、【3】の他人の心理を読んで2段階上をいく考え方をした人、もしくは、【5】の選択範囲を限定する考え方の1つ上をいく考え方をした人、に近い数字を選んだ人が勝者となった。

この実験で、もっとも多くの人が選んだのは『22』だった。他人の心理を読んで1つ上をいく考え方、もしくは、他人の心理を読んで選択範囲を限定する考え方をとった人たちだ。次に多かったのは『1』で、『0』も4番目に多かった。これらは、他人の上をいこうと何段階も考えを深めていった人たちだ。そして、3番目に多かったのは『33』。ランダムな平均から数字を選ぶ考え方をとった人たちだ。
 
この結果をみると、他人の心理を読んで2段階上をいく考え方をするぐらいが適度な思考ということになる。それよりも考えが浅かったり、深く考え過ぎたりすると、このゲームの勝者にはなれない。

 

なかなか面白い。

 

投資に置き換えると、

安く買って高く売ればいいのだが、

全員がその思考を持っている。

 

 

俺が思う

学者が勝てない理由は、

全てが論理的に進むと思っていること。

簡単に言うと人より頭が良すぎてしまうから。

 

自分の認知限界を基準に考えてるうちは

一生バカの合理性は読めない。

 

投資の場合、

景品が貰えないだけでなく損をすることもある。

 

投じた資産は同じでも

誰かにとっては全財産かもしれないし、

誰かにとってはどうでもいいような額かもしれない。

 

人の立場、情報網、嗜好、行動原理は各人によって違うし、

各人がそれを考慮に入れるのか、入れないのか

によって平均や結果は合理から乖離していく。

先程のゲームでは合理だけを基準に考えたら、

0を選ぶのが最適。

だが、それでは勝てなかった。

 

 

イレギュラーなことが起こりうるのが相場。

そのイレギュラーなことは価格に織り込まれる。

完璧に予想できる人間はいない。

 

合理的だと考えて取った選択も

あくまでその人の主観に過ぎない。

 

損をする場合もあることを考えると、

合理が通じない場合の方が多い。

 

含み損が膨らみすぎてどうすればいいのか分からなくなってしまうことを投資をやった人なら経験したことがあるのでは?

 

うまく多数派に乗っかることが出来ればいい。

できなかった場合の損失を最小限にし

出来た時に大きく利益を取る。

その程度の認知で十分。

 

不完全なものを見ると

全てを理解しようとしてしまう。

だから勝てない。

不完全だと割り切って勝負をする。

負けることもあるかもしれないが

トータルで勝つことを考える。

 

不完全なゲームなら

それでいいというのが俺の推察。